カテゴリー「プルサーマルについて」の15件の記事

2009年7月 1日 (水)

小学生パワー恐るべし

小学5年生と2年生の兄弟が、長野県佐久市議会に「ポイ捨て禁止条例」制定を陳情したところ、全会一致で採択されたというニュースに拍手喝采したばかりでしたが・・・
■小学生陳情のポイ捨て禁止条例制定 /信濃毎日新聞/
http://www.shinmai.co.jp/news/20090701/KT090630FTI090015000022.htm

こんどは小学5年生が、伊方プルサーマル反対の請願書を愛媛県議会に提出したそうです。
大人顔負けですね。
■伊方プルサーマルで小5が反対請願
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090630/lcl0906301912005-n1.htm

Sora08511

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2008年11月 1日 (土)

伊方集会に参加して

「地震が来ないうちに伊方原発を止めよう!!」
八幡浜駅に特急が着いたとき、大野さんの力強い声が街宣車から聞こえたので、いっぺんに心が高鳴りました。(やっと初めて、伊方集会に来たのだ)と。
「防災訓練をしても、原発事故は止められない!!」
街宣車で伊方へと向かう道中、大野さんや斉間さんのアナウンスの、言葉の確かさ、つよさに、(ああ、こうしてず〜っと運動を続けてこられたのだなあ・・)と圧倒される思いでした。

 集まったみなさんがビラ配りや街宣活動をされている間、九町の故廣野房一さんのお宅に連れていっていただきました。
昔の団結小屋、投票に向かう毅然とした女性たちなど、たくさんの写真、10以上のコンテナいっぱいの書類綴・・・見せていただいた記録の数々は、つよい絆で結ばれたみなさんの真剣な闘争の日々を彷彿とさせてくれました。
「原発設置絶対反対」のはちまきを縫うために廣野さんの奥さまはミシンを購入され、縫い上がった白いはちまきに房一さんが毎晩のように朱書きされたそうです。使う度に洗濯してアイロンをかけたという年季の入ったはちまきの束の前で、そのエピソードを奥さまからうかがって、思わず1本、分けていただきました。

 その白いはちまきをしめ、気合いを入れて伊方原発ゲート前へ。四電側は二人の職員と、守衛一人。こちらは20人くらい。冷たい海風が上ってきても、みなさん薄着で、ひきしまった、いい表情でした。
若い女性が気迫をこめて抗議の文章を読み上げたあと、次々とマイクをリレーしながら抗議の声をあげました。近藤さんが、術後にもかかわらず、あのようにお元気で運動の先頭に立っていらっしゃったので、頼もしく誇らしく思いました。私も、
「高知県で住民が拒否したので、高レベル放射性廃棄物の地層処分は行き場がない。プルサーマルの燃え滓を500年間も保管するというけれど、この国の原子力政策は何の見通しもなく続けている。あなたは、怖くはないですか? 子孫に対して恥ずかしくはないですか?」と詰め寄ったけれど、応答なし。
そうなのです、ここでも彼らは権力者の手先でしかない。心の底では、泣いているはずです。
(因果な役回りだなあ、俺だって向こう側に立って言いたいことを思いっきり叫んでみたい・・・)って。

 伊方集会に参加して、ほんとうによかったです。
1969年の原発設置表面化以降ほぼ40年間にわたる伊方原発反対運動をつないでこられた、みなさんの心温もる仲間意識としたたかな心意気をじか感じ、また、勇気が湧いてきました。ありがとうございました!!

 そうそう、九町のタルト屋さんの半月タルトのおいしかったこと。また、行きますね。

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2008年3月28日 (金)

唐津住民投票請願不採択

佐賀県玄海原発でのプルサーマル計画の是非を問う住民投票の請願は、唐津市議会で不採択だったそうです。
しかも、住民の意見を聴こうともしなかった・・・
■住民投票の請願、不採択/毎日佐賀
http://mainichi.jp/area/saga/news/20080327ddlk41010615000c.html

唐津市の民主主義もまた、夜明け前でしょうか。

Hharisennbonnjpg【以下引用】
■玄海原発プルサーマル計画:是非問う住民投票の請願、不採択--唐津市議会/佐賀

 唐津市議会は最終日の26日、九州電力玄海原子力発電所(玄海町)3号機で計画しているプルサーマルの是非を問う住民投票の実施を求めた請願を不採択とした。

 請願は昨年9月、市民グループの「プルサーマルは住民投票で決めよう!唐津市民の会」(徳永哲代表)が、2万4000筆を超える署名を添えて提出。市議会の総務教育委員会(進藤健介委員長)に付託されていた。

 この日は「採択すべきだとの一部意見もあったが、不採択としてまとめた」との委員長報告を受け、質疑、討論をした。

 質疑では浦田関夫議員(共産)が、請願者の意見を聴かなかった理由などについて説明を求めた。これに対し、進藤委員長は「紹介議員の説明で十分だった」などと答弁。

 討論でも、吉原真由美議員(同)らが「市民の意思を確認するのが民主主義の基本」などと述べたが、不採択になった。

 また、06年12月に新日本婦人の会唐津支部など4団体が提出した保育所や小中学校などへのヨウ素剤配備を求めた請願も不採択となった。
【以上、3月27日毎日新聞より】


《写真はハリセンボン/岡田充弘さん撮影》

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2008年3月 9日 (日)

プルトニウム利用計画

電気事業連合会は、青森県六ケ所村の再処理工場で2008年度末までにプルトニウムを約3.9トンとりだしてMOX燃料に加工、普通の原発で燃やすという計画を7日、発表した。
高レベル放射性廃棄物を副産物としてつくり、空や海を汚染し続ける再処理とプルサーマルを、ゆるしてなるものか!!
■中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008030802093554.html

そのうち四国電力分プルトニウムは、2007年度約106キロ、2008年度約101キロが再処理されると発表。
■高知新聞
http://203.139.202.230/?&nwSrl=224229&nwIW=1&nwVt=knd

Hharisennbonnjpg■六ケ所村で3・9トン保有/08年度末/プルトニウム計画

 電気事業連合会は7日、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)で取り出すプルトニウムは2008年度末までに計約3・9トンで、これを使ってプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を加工、普通の原発で燃やすという「プルトニウム利用計画」を発表した。

 計画公表は、核兵器の材料にもなるプルトニウム利用の透明性を確保するとして06年に始まり、今回で3回目。六ケ所再処理工場の試運転でトラブルがあった影響で、従来約2・9トンとしていた07年度末の保有量が約2トンと少なくなった。

 電事連によると、普通の原発でMOX燃料を燃やすプルサーマルは10年度までに16−18基で始める予定だが、当初は海外での再処理分など現在所有している計26・4トンのプルトニウムを使用。六ケ所再処理工場での回収分の利用は、六ケ所村に建設するMOX燃料加工工場が操業予定の12年以降になる。
 08年度末の保有量が約1・4トンと最も多い東京電力は、02年の原発トラブル隠しでプルサーマルに対する地元の事前了解が撤回されているため実施予定の原発名を示さず「3−4基」としたまま。次に多いのは関西電力の約0・8トンで高浜3、4号機(福井県)などで使う。
(中日新聞より)


■四国電力分207キロ/07、08年度

 四国電力は7日、青森県六ケ所村の日本原燃の工場で、使用済み核燃料から再処理されるプルトニウムの利用計画を発表した。四電分として2007年度に約106キロ、2008年度に約101キロが再処理される。

 利用開始まで再処理工場内でウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)の形態で保管される。プルサーマル導入後の2012年度以降に伊方原発3号機で利用する方針だが、日本原子力研究開発機構などへの譲渡も検討しているという。

 四電は六ヶ所村以外で、英仏両国に計1231キロ茨城県東海村に65キロのプルトニウムを保有している
(3月8日付高知新聞内政面より)


《写真はハリセンボン/岡田充弘さん撮影》

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2008年3月 1日 (土)

MOX燃料を仏で製造

浜岡原発でのプルサーマルを静岡県知事が正式に了承したそうですが、一足早く知事も町長もプルサーマル受け入れを表明している伊方原発での操業を2010年に開始するために、四国電力はMOX燃料を仏で製造するようです。
国内の再処理が計画どおりに進まないので、海外から調達して既成事実をつくろうとするのでしょうか。
プルサーマルの結果出てくる放射性毒物は、再処理の結果出てくる高レベル放射性廃棄物よりも何層倍も強烈な毒物になるのに、いったいどう処理するというのでしょう・・
■四国電力/プルサーマルで使用するMOX燃料の製造開始について
http://www.yonden.co.jp/press/re0802/j0ypr010.html
■NHK愛媛
http://www.nhk.or.jp/matsuyama/lnews/03.html
■愛媛新聞社
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20080301/news20080301619.html

Hharisennbonnjpg■伊方原発プルサーマル燃料製造開始へ

伊方町にある伊方原子力発電所3号機で計画しているプルサーマルについて、四国電力は3月末までに、契約しているフランスの燃料製造会社で専用の燃料の製造を始めることになりました。

四国電力では原発の使用済みの核燃料から取り出したプルトニウムを再び燃料として使うプルサーマルを、伊方原発3号機で実施する計画です。

この計画で、四国電力はプルサーマルに使う専用の燃料の「MOX燃料」の製造を、契約しているフランスの燃料製造会社メロックス社の工場で、3月末をめどに始めることになりました。

それによりますと、ことし末までに四国電力がフランスで保有している0.6トンのプルトニウムを加工し、21体のMOX燃料を製造することになっていて、製造過程などを検査する社員を今後駐在させることにしています。

製造されたMOX燃料は日本に輸送されてから、燃料の安全性について国の検査を受ける予定です。四国電力では「地域の住民に安心してもらえるよう製造に万全を期し、平成22年度までにプルサーマル実施を目指したい」としています。
(NHK愛媛より/下線は引用者)


《写真はハリセンボン/岡田充弘さん撮影》

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2007年12月 2日 (日)

玄海原発プルサーマル阻止

「プルサーマルは住民投票で決めよう!唐津市民の会」は、玄海原発でのプルサーマル計画を阻止する署名運動を継続されています。私たち高知県民も、核廃拒否県条例制定に向けて、署名運動を続けていきます。
毎日新聞/佐賀:
http://mainichi.jp/area/saga/news/20071130ddlk41040011000c.html

0723simizu玄海原発プルサーマル計画:唐津市民の会、住民投票求め追加署名簿提出 /佐賀

 ◇追加署名2万1697筆提出

 九州電力玄海原子力発電所(玄海町)3号機で計画しているプルサーマルの是非を巡り、住民から署名を集めていた「プルサーマルは住民投票で決めよう!唐津市民の会」(徳永哲代表、約20人)が29日、2万1697筆の署名簿を市議会へ提出した。住民投票の実施を求める請願の追加署名で、9月に864筆を提出しており署名数は計2万2561筆になった。

 署名集めは9月15日~11月20日に実施。集まった署名の内訳は市内1万2195筆、市外1万366筆だった。

 この日は同会メンバー10人が市議長応接室を訪問。署名簿を提出したうえで、徳永代表らが「特に農漁業者が風評被害などを受けるので、プルサーマルをやめてほしいと言っている」「新潟県中越沖地震以来、関心が高まっている」などと住民の声を紹介した。

 これに対して、応対した宮崎卓副議長は「住民の意見を尊重しながら審議していく」と答えた。

 同請願は9月議会最終日に総務教育委員会へ審査を付託しており、提出された署名簿は12月議会で同委員会へ報告。審査方法などについて協議することにしている。


「知事候補回答一覧」をダウンロード
自治を希求し、自然保護を考える高知県民をなめたらいかんぜ!!
みなさんの意志表示で核廃棄物拒否条例を制定しようではありませんか。六ヶ所村での再処理を止め、伊方のプルサーマルを止めるためにも。「高知県・核廃棄物拒否条例請願署名用紙」最終集約用をダウンロード


《写真は清水/中島健蔵さん撮影》
写真は【禁転載】でお願いいたします。

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2007年11月27日 (火)

浜岡でプルサーマル!?

東海地震の震源域真上にある浜岡原発の、住民による運転差し止め訴訟の請求を10月26日静岡地裁が棄却したかと思うと、御前崎市議会は11月27日の議員全員協議会でプルサーマル受け入れ容認を決めるかもしれないそうです。
朝日新聞/静岡:
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000711210003
一番危険な浜岡原発の原発震災を回避するために、運転差し止めを願う100万人署名運動中です。
http://www.geocities.jp/genpatusinsai/

Okinoshima1浜岡に原発が進出して以降、御前崎市への電源三法交付金は、これまでの累計でおよそ350億円、ちなみに固定資産税収入は累計で1100億円だそうですから、市議さんたちには、誘惑に負けず、自立した行政をめざしていただきたいものですね。


自治を希求し、自然保護を考える高知県民をなめたらいかんぜ!!
みなさんの意志表示で核廃棄物拒否条例を制定しようではありませんか。六ヶ所村での再処理を止め、伊方のプルサーマルを止めるためにも。「高知県・核廃棄物拒否条例請願署名用紙」最終集約用をダウンロード


《写真は岡田充弘さん撮影》

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2007年7月13日 (金)

プルサーマルは原子力政策破綻の隠蔽策

きのうに続き、『プルトニウム発電の恐怖』から、プルサーマルの欺瞞性をご紹介しましょう。

Hharisennbonnjpg_7「プルサーマルは原子力政策破綻の隠蔽策」
1995年の高速増殖炉「もんじゅ」事故で状況は一変したのです。高速増殖炉実現の見通しがまったく不透明になりました。実はそのときすでに、先行していた外国はすべて高速増殖炉開発から撤退していました。その理由は、
1)軽水炉にくらべて暴走しやすいなど危険性が格段に大きい
2)そのため安全対策に巨額を要するなど経済的に成り立たない
3)核拡散の危険が飛躍的に増大する
からでした。「資源小国」をかこつ日本は、高速増殖炉の圧倒的魅力に目がくらみ、世界の情勢が見えていなかったのです。
高速増殖炉の破綻は、先送りされてきた原発使用済核燃料処分問題をにわかに浮上させました。六か所再処理工場のある青森県をはじめ各原発立地が、核のゴミに過ぎなくなった使用済核燃料の将来を危惧して、使用済核燃料の受け入れや貯蔵量の増加を忌避したからです。それは、全原発の停止を招きかねない大問題でした。
1997年1月、突然新聞紙上に全電力会社のプルサーマル導入計画が公表され、プルサーマル導入へ向けてめまぐるしい動きが起こりました。それまで30数年間、事実上放置されてきた国策の突然の異常な動きを怪しんだ人は少なくなかったでしょう。
原子力委員会が2003年8月にまとめた『核燃料サイクルについて』には、「プルサーマルが着実に進めば、国内の再処理工場で回収する以上のプルトニウムを利用することになると考えられ、わが国が国内および海外において保有するプルトニウムの総量は減少する傾向になると考えられます」とありました。プルトニウムは、高速増殖炉で増やすものから「減少する」ほうが好ましいものに変わってしまったのです。
余剰のプルトニウムをもたないために、ふつうの原発で燃やすしかないというのが、プルサーマル推進の理由となっています。すなわちプルサーマル計画こそ、核燃料サイクル路線の行き詰まりの産物であり、プルトニウムがやっかいなゴミであることの象徴に他なりません。
(小林圭二 西尾漠/編著『プルトニウム発電の恐怖』2006より引用、下線は引用者)


高知県民をなめたらいかんぜ!!
みなさんの意志表示で核廃棄物拒否条例を制定しようではありませんか。六ヶ所村での再処理を止め、伊方のプルサーマルを止めるためにも。「高知県・核廃棄物拒否条例請願署名用紙」をダウンロード


《写真はハリセンボン/岡田充弘さん撮影》

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2007年7月12日 (木)

プルトニウム発電の恐怖

昨年秋、『プルトニウム発電の恐怖/プルサーマルの危険なウソ』と題する本が発行されました。著者は、元京都大学原子炉実験所講師の小林圭二さん、原子力資料情報室の西尾漠さん、そして全国各地でプルサーマル阻止の闘いを続けているみなさんです。
少しずつご紹介していきましょう。

Niyodogawakakou_7プルサーマルは、プルトニウムで燃料を作り、いまの原発(軽水炉)で燃料の一部として使うことです。その計画については、主に危険性に注目が集まっています。プルサーマルによって原発の危険性は確実に増大します。しかし、国際道義上の問題はより基本的です。
プルトニウムはもともと地球にありませんでした。それが最初に人の手で作られたのは原爆を作るためです。人類初のプルトニウム利用は、第2次大戦中、アメリカが長崎に落とした原爆でした。一瞬にして数万の住民が殺害され、最終的に約10万人が犠牲になります。しかし、戦後の世界はその未曾有の犠牲よりも破壊力の巨大さに注目しました。大国は熾烈な核兵器開発競争をくりひろげ、アメリカ以外にソ連、イギリス、フランス、中国があいついで核を保有するに至ったのです。
プルトニウムは、原子炉と再処理工場によって製造されます原子炉と再処理は原爆を作るために開発された技術で、のちに原子炉が原発の熱源に、再処理施設が高速増殖炉用燃料製造に転用されました。
しかし、核放棄の見返りであったはずの「平和利用」が、皮肉にも核兵器の拡散をもたらしました。軍事利用と「平和利用」との間に技術的な違いがないからです。インドとパキスタンは、「平和利用」によって原爆保有に成功したのです。
今や世界のすべての国がプルトニウム商業利用の中止や縮小へと向かっています。
日本だけが世界の流れに逆らい、これからプルトニウムの大量利用、大量流通に踏みだそうとしています。プルサーマルがはじまると、事故や核拡散の恐れが格段に高まります。日本がそんな時代にはいることをどの国ものぞんではいません。・・・
(小林圭二さん/まえがきより抜粋引用/下線は引用者)


高知県民をなめたらいかんぜ!!
みなさんの意志表示で核廃棄物拒否条例を制定しようではありませんか。六ヶ所村での再処理を止め、伊方のプルサーマルを止めるためにも。「高知県・核廃棄物拒否条例請願署名用紙」をダウンロード


《写真は仁淀川河口/西村健一さん提供》

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2007年2月 3日 (土)

佐賀の県民投票条例否決

玄海原発でのプルサーマル計画に対し、県民投票条例制定に向けた直接請求で、2月2日の臨時県議会は賛成少数で否決したそうです。

「プルサーマル・大事なことは住民投票で決めよう佐賀県民の会」は、地方自治法に基づき、準備期間半年で各市町村ごとに受託人を決め、昨年秋の2ヶ月間で4万9千人の有効署名を集めたが、古川康知事は「県民投票の必要はない」とする意見ををつけ、審議した。県民の会の満岡聡代表は「県議会と民主主義にのっとり素晴らしい議論が行なわれるところと信じていたが、裏切られた」と話し、「議会与党が県民の声を聞く必要がないと判断したことは残念」とする声明を発表した。(2月3日付高知新聞朝刊)

無念です。プルサーマル計画の危険性を、佐賀県知事も佐賀県議会も認識していないようです。
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070131ddlk41010501000c.html

Niyodogawakakou_3"他山の石"としてはなりません。
高知県で「核廃棄物拒否条例」を制定するためには、やはり県議会を超党派で動かす必要があります。
そのためには、圧倒的多数の県民世論を喚起しなくてはなりません。県民多数が、「高知県に放射能のごみを持ちこんではいけない!」と大きな声で叫ぶとき、県会議員のみなさんも超党派で動いてくださるでしょう。
橋本大二郎高知県知事は幸い、この核のごみの埋め捨てを歓迎されてはいないようです。「知事さんがいかん言いゆうき、来やせんろう・・」そう言う方も県民の中にはいます。でも首長におまかせでは、民主主義は成立しません。
高知県民のひとりひとりがはっきり「高知県を放射能のごみ捨て場にするな!」と意思表示するのでなければ、ただの傍観者です。

あす日曜日も、14〜16時中央公園北口で請願署名運動をします。
「県条例請願署名用紙」をダウンロード
きょう土曜日は、目立つゼッケン姿が登場。『六ヶ所村ラプソディー』上映チームの若者たちと合流、愉しく真剣にやっています。
ご参加、ご協力をお待ちしています!!


《写真は仁淀川/西村健一さん提供》

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