電気事業連合会は、青森県六ケ所村の再処理工場で2008年度末までにプルトニウムを約3.9トンとりだしてMOX燃料に加工、普通の原発で燃やすという計画を7日、発表した。
高レベル放射性廃棄物を副産物としてつくり、空や海を汚染し続ける再処理とプルサーマルを、ゆるしてなるものか!!
■中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008030802093554.html
そのうち四国電力分プルトニウムは、2007年度約106キロ、2008年度約101キロが再処理されると発表。
■高知新聞
http://203.139.202.230/?&nwSrl=224229&nwIW=1&nwVt=knd
■六ケ所村で3・9トン保有/08年度末/プルトニウム計画
電気事業連合会は7日、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)で取り出すプルトニウムは2008年度末までに計約3・9トンで、これを使ってプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を加工、普通の原発で燃やすという「プルトニウム利用計画」を発表した。
計画公表は、核兵器の材料にもなるプルトニウム利用の透明性を確保するとして06年に始まり、今回で3回目。六ケ所再処理工場の試運転でトラブルがあった影響で、従来約2・9トンとしていた07年度末の保有量が約2トンと少なくなった。
電事連によると、普通の原発でMOX燃料を燃やすプルサーマルは10年度までに16−18基で始める予定だが、当初は海外での再処理分など現在所有している計26・4トンのプルトニウムを使用。六ケ所再処理工場での回収分の利用は、六ケ所村に建設するMOX燃料加工工場が操業予定の12年以降になる。
08年度末の保有量が約1・4トンと最も多い東京電力は、02年の原発トラブル隠しでプルサーマルに対する地元の事前了解が撤回されているため、実施予定の原発名を示さず「3−4基」としたまま。次に多いのは関西電力の約0・8トンで高浜3、4号機(福井県)などで使う。
(中日新聞より)
■四国電力分207キロ/07、08年度
四国電力は7日、青森県六ケ所村の日本原燃の工場で、使用済み核燃料から再処理されるプルトニウムの利用計画を発表した。四電分として2007年度に約106キロ、2008年度に約101キロが再処理される。
利用開始まで再処理工場内でウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)の形態で保管される。プルサーマル導入後の2012年度以降に伊方原発3号機で利用する方針だが、日本原子力研究開発機構などへの譲渡も検討しているという。
四電は六ヶ所村以外で、英仏両国に計1231キロ、茨城県東海村に65キロのプルトニウムを保有している。
(3月8日付高知新聞内政面より)
《写真はハリセンボン/岡田充弘さん撮影》
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