カテゴリー「原子力と人権/労働問題」の4件の記事

2008年9月21日 (日)

原子力を考える演劇

原子力を考えさせてくれる『アトミック・サバイバー〜ワーニャの子どもたち〜』という演劇を昨夜、高知県立美術館ホールで観ました。
おみごと!!でした。
2007年初演、再演ツアーの初日が高知市だったそうです。
■『アトミック・サバイバー〜ワーニャの子どもたち〜』再演
http://scs-site.net/news
■『アトミック・サバイバー 〜ワーニャの子どもたち』全国ツアー決定/JANJAN
http://www.event.janjan.jp/0809/0809207714/1.php

Shimanto4秋には脂がのってくる「もどり鰹」は、再処理工場の放射能で汚染されて「被曝鰹」になるのではないか・・なんて高知ネタも用意されていて、なかなか笑わせつつ、考えさせられる演劇でした。

図や文章で説明されてきた核燃料サイクルを、さまざまに工夫された小道具を用いて役者さんが身体を通して表現していて、子どもたちでもよく分かったことでしょう。もっと観客数が多ければよかったのに・・・

被曝労働の過酷な実態を実体験を通して暴いたルポ『原発ジプシー』を素材としていたことも、心に響きました。被曝労働無しに成立しえないという理由だけで、原発は止めてほしいと考えていますから。
アフタートークで知ったのですが、演劇のもつ身体性が労働を表現するにふさわしいと考えたのだそうです。

これから、神奈川、北海道、福島とツアーが続くそうです。
不条理な原子力政策を告発する媒体が、このように愉快な形で展開していくのは、ほんとうに嬉しいです。
高知市の場合、高知県(立美術館)と文化庁が主催したというのもいいですね。

■『アトミック・サバイバー〜ワーニャの子どもたち〜』/高知県立美術館
http://kochi-bunkazaidan.or.jp/~museum/atomic/atomic%20survivor.html


《写真は四万十川/中島健蔵さん撮影》
写真は【禁転載】でお願いいたします。

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2008年8月30日 (土)

5日間で4.2mSv被曝

Shimanto2年間被曝限度は、1mSv(ミリシーベルト)が一般人、放射線関係の職業人で50mSvとされるが、これは安全基準ではなく、現代人が電気を使う以上、メリットに対して我慢すべき値という意味」と、今月16日の集会で学んだばかり。
それじゃあ、全国の原発で危険な被曝労働に従事している人々には、どんなメリットがあるというのでしょう???
被曝労働により、白血病など悪性疾患にかかる人は多いが、白血病以外の疾患は労災認定されることはない。被曝以外の病因との区別ができないという理由で。・・・

■原発で働き、悪性リンパ腫で亡くなった喜友名さんの労災認定を支援しよう
http://www.gensuikin.org/gnskn_nws/0710_2.htm

放射能漏れの検査の仕事をしていた喜友名さんは、6年間余に99.76mSv被曝して悪性リンパ腫で亡くなった。白血病の労災認定基準は1年あたり5mSvだが、その3倍以上の被曝で罹患した悪性リンパ腫は労災認定されない

老朽化した伊方原発で喜友名さんは、たった5日間で4.2mSvも被曝している。
いったい、どんな被曝対策をしているのでしょう!?


《写真は四万十川/中島健蔵さん撮影》
写真は【禁転載】でお願いいたします。

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2008年7月11日 (金)

若者が内部被曝

横須賀の核燃料工場で、ウラン粉末8グラムが飛散し、20代の男性清掃作業員が吸い込んだそうです。
■ウラン粉末飛散、6時間後に保安院報告 横須賀の会社/7月10日asahi.com
http://www.asahi.com/science/update/0710/TKY200807100139.html?ref=rss
■グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(事故のあった会社)
http://www.gnfjapan.com/

「微量」と言うけれど、若者が内部被曝ですよ。これからずっと体内で臓器が被曝し続けるわけで・・・
【参考図書】肥田舜太郎/鎌仲ひとみ『内部被曝の脅威』ちくま新書541、2005年6月
場当たり的な再発防止より、被曝する危険性の高い労働環境をつくってしまう原子力発電を、即刻中止すべきではないでしょうか。

Dscn0463【以下転載】
■ウラン粉末飛散、6時間後に保安院報告 横須賀の会社/7月10日asahi.com

 核燃料製造のグローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(神奈川県横須賀市内川2丁目)は10日、ウランの粉末をペレットに加工する第2加工棟で微量のウランが飛散したと発表した。20代の男性作業員1人が被曝(ひばく)したものの、外部への放出はないという経済産業省原子力安全・保安院は報告が6時間後だったとして口頭で厳重注意し、再発防止策をとるよう求めた。

 同社などによると、飛散したウラン量は、報告が必要な基準の約3倍にあたる約8グラム。9日午前5時24分ごろ、粉末を固める装置の清掃後に直径約10センチのふたを閉め忘れて操業を再開し、清掃担当の作業員が被曝したという。

 同社は当初、飛散量は報告が必要な量でないとしていたが、同日正午前になって原子力安全・保安院の横須賀の事務所に通報した。

 同社広報部は「原因は人的ミス。今後、教育を徹底し、人的ミスをカバーする装置を導入したい」と話し、同院の理解が得られるまでペレット製造装置の操業を行わないという。


■経済産業省への報告事象の発生について (2008/7/10)/グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン

平成20年7月9日(水)午前5時24分頃、当社第2加工棟1種管理区域内の第2成型室に設置してある二酸化ウランペレットを製造するプレス機において、微量のウランの飛散が確認されました。作業者の被ばくはごく微量であり、かつ、周辺環境への放射性物質の放出はありませんでした。
【転載終わり/下線は転載者】


《写真は、僅かな隙間に行列をつくって咲くドクダミの花/げき撮影》

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2008年6月 4日 (水)

放射線管理区域で18歳未満が下請け労働

東芝は、下請け臨時作業員として雇った8人が18歳未満であるにもかかわらず、そのうち6人が、宮城、福島の各県にある原子力発電所の放射線管理区域で働いていたと発表しました。
■東芝の下請け2社、放射線管理区域で18歳未満働かせる/読売オンライン
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080604-OYT1T00810.htm
■18歳未満が原発作業 管理区域 東芝下請け、年齢偽り/東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008060402015063.html
■18歳未満が原発作業、東芝の3次下請け放射線管理区域内で/日経ネット
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080604AT1G0401G04062008.html

原発と原子力産業の、被曝保障のない下請け労働に依存しなければ成立しえない構造こそ、糾弾すべきであると考えます。

Hharisennbonnjpg【以下転載】
■東芝の下請け2社、放射線管理区域で18歳未満働かせる/読売オンライン

 東芝(東京都港区)は、同社の下請け企業2社で臨時作業員として雇った6人が18歳未満であるにもかかわらず、青森、宮城、福島の各県にある原子力発電所の放射線管理区域で働いていたと発表した。

 労働基準法は、同区域での作業に18歳未満が従事することを禁止している

 同社によると、6人は昨年10〜11月と今年1〜5月、同社が東京電力と東北電力から請け負った各原発の定期検査で機材の運搬作業をした。

 採用の仲介者が住民票などの身分証明書を改ざんした疑いがあるという。東芝広報室は「下請け企業への指導を徹底していきたい」とコメントした。
(2008年6月4日20時37分 読売新聞)
【転載終わり/下線は転載者】


《写真はハリセンボン/岡田充弘さん撮影》

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