高知短期大学は、勤労者の学びの場として、高知市中心部に開放された夜間大学です。学問の自由を守るためにも、私たちは存続を願っています。
近く、尾崎県知事宛の要望書が提出されます。ご賛同いただける方は、ネット署名をお願いいたします。
■高知短大存続を求める学生の会
http://www.kochijin.com/f0f0tandai/
【以下転載】
■高知短期大学存続についての要望書
高知県知事
尾崎正直 様
拝啓、日頃から県勢発展のためにご尽力されていることに、心から感謝申し上げます。
2008年7月県議会において、県は、「県立大学改革について」とする、高知工科大学の公立大学法人化を含む、大学再編成計画を明らかにしました。この計画において、高知短期大学に関連して、次のことが示されています。
第一に、「高知工科大学と連携した社会科学教育の場を整備し、社会人教育も展開する中で、県経済の活力再生のために役立つ人材育成を行う」とされています。
第二に、高知短期大学に関しては、「当面存続し、新たな社会科学系教育の場の整備にあわせて、そのあり方を検討する」とされています。そして、「県立大学改革プランについて(案)」の図表に示されている、平成25、26年度を想定した「将来構想(試案)」においては、高知短大の定員は「0」とされています。
高知短期大学は、1953年に創立されて以来、50年以上にわたって、勤労者・社会人の高等教育の場として、きわめて大きな役割を果たしてきました。卒業生は約5,500名を数え、その大多数は県内にとどまり、地域社会の担い手として、高知県を支えています。私たちは、高知短期大学の役割は、今後の高知県社会にとっても必要であると考えます。
今後の県立大学の改革・再編成において、高知短期大学の役割を明確にし、短大が担ってきた教育・研究の内容を発展させることを希望し、短大に関係する大学改革において、以下の原則を実現することを要求いたします。
第一に、勤労者の学べる場を確保するために、夜間開講を実現すること。
第二に、短大卒業資格を確保すること。 短期大学卒業資格は、今日でも社会的な価値をもち、卒業生が就職するためにも、また、4年制大学への編入など、短大卒業生がさらに勉学をすすめるためにも、重要な資格であります。したがって、大学改革においても、短大卒業資格を確保することは不可欠であります。
第三に、県民の要求に応えるためにも、社会科学を基礎に、できる限り広い分野の教育を行う場を確保すること。
第四に、教育・研究を通じて、地域社会に貢献し、地域を担う人材を養成する教育の場を確保すること。
大学改革をすすめるにあたって、以上のような私たちの要求を十分に理解し、真に県民の要求に応える改革を行われることを要求いたします。
高知短期大学学友会
高知短期大学の存続を求める会
高知短期大学存続を求める学生の会
【転載終わり/下線は転載者】
《写真は高知城公園/げき撮影》
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