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2008年10月 8日 (水)

高知でエネキャラバン

きょう午後、高知市のかるぽーとに、資源エネ庁主催のエネキャラバンがやってきた。

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仲間に呼びかけ、ささやかな抵抗を試みた。

1つは、高知工科大学での日本原子力学会で使った横断幕「高知の自然を核のトイレにしないで」を会場入り口付近に掲示。えらそうな態度の男性が「こら、もう貼られているじゃないか。写真を撮って事実を残し、さっさとはがせ」と部下に指示していた。

2つめは、関係者席のすぐ後ろの前から2列目にすわり、パネルディスカッションで地層処分の安全性を強調して説明する何とか研究所の所長の発言のとき、「嘘だっ」と描いた紙を掲げ、発言者が一瞬ひるむかにみえたが、なおも安全論をくりかえすので「騙されないぞ」の紙を掲げた。エネ庁の対策室長の発言時にも、同様に抵抗の意思表示。すると、屈強の男性が、私の荷物をどけて隣にすわって威圧、何やら脅すようにしゃべっていたが、私は「話を聞きゆうから邪魔せんとってください」と言いながら無視したが、「こんどやったら退場してもらいます」と言うので、私は「県民として聞く権利があるでしょう?」と抵抗。
さらに、もうひとり、スタッフらしい黒いパンツスーツの女性が近くに膝をついて座ったかと思うと、私の手の中にある紙(ちひろカレンダーを裏返して半分に折って両面に「嘘だっ」と書いたもの「騙されないぞ」と書いたもの)をむしりとろうとしたので、破れた。私は「何ですか、私のものを破ったり、奪ったりして。泥棒。窃盗罪じゃないですか」と、奪い返そうとしてもみ合いになった。彼女は「後でお返ししますから」と言いながら、2枚の紙を膝において、そこにすわり続けた。それ以降は仕方なく、「うっそお」と発言者に向かってひかえめに叫ぶしかなかった。

これからも相互理解が深まりますように」という、しらじらしいまとめで説明会が終了したとき、彼らを気の毒に思いながら「あなたたちは、国家権力による言論封殺の走狗ですよ、恥ずかしくないの?」と言うと、男性は「たいへん勉強になりました」と言った。


《写真は四万十川/中島健蔵さん撮影》
写真は【禁転載】でお願いいたします。

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コメント

今週末の東京での開催で、ビデオレターとして
前東洋町々長・田嶋裕紀氏が出演するそうです。

何を言わせるのやら…。誰かに是非聞いといて
もらいたいものです。

私は高知の会で写真は撮影はやめろと言われましたが、音声録音はできると思うんですが…

以下、詳細

日時:2008年10月18日(土)13:30-16:30  
場所:JAホール(東京都千代田区大手町1-8-3 JAビル9F)
プログラム概要
 第1部 講演(各国からの話題)  
  フィンランド:マージャッタ・パルム氏(Posova社)
  韓国:イーエン・キム氏(韓国水力原子力発電会社)
  アメリカ:トム・アイザックス氏(スタンフォード大学 教授)
  日本:二口 政信氏(原子力発電環境整備機構(NUMO) 広報部長)
  フランス:キャサリン・フィレット(フランス原子力庁)
 第2部 パネルディスカッション
   前高知県東洋町長:田嶋裕紀氏 ビデオ・レター
   パネリスト:第1部講演者
   コーディネーター:宮崎緑氏(千葉商科大学 教授)

投稿: モルダー龍馬 | 2008年10月14日 (火) 01時41分

 主催者側も大人げない態度であると思います。
 反対の意見があれば発言させ、それに対して丁寧に説明することが必要でありますね。「説明責任」というものが主催者側にはあると思います。

 それと地震にたいする対策はちゃんと説明があったのでしょうか?

 日本海側は活断層と直下型地震の巣。太平洋側はプレート同士が押しくら饅頭状態で、今後30年以内に巨大地震(M8・3規模。阪神大震災の80倍規模)の発生が高い確率で想定されています。

 地震学者は断言しています。地震学者も入れた地層の調査はしているのでしょうか?

 放射能の場合は「想定外」ということはありえません。それは人類の滅亡につながるからです。

投稿: けんちゃん | 2008年10月10日 (金) 22時27分

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8日に高知市で資源エネルギー庁主催の「全国キャラバン 考えよう!日本のエネルギーのことin高知」が、高 [続きを読む]

受信: 2008年10月10日 (金) 10時53分

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