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2008年8月25日 (月)

共に生きていく教育を

12年前サッカーの試合中に落雷にあって視力と運動機能を傷害されたK君を支援する集会が、高知市内で開催された。
高知県の名門(?)進学校、私立土佐高校は、落雷事故の責任を回避、K君を除籍した。K君は、ご両親やまわりの人々に支えられてリハビリに励み、盲学校を卒業。いま28歳、大学進学の夢をかなえようとしている。

きたる9月17日(水)午後には、高松高裁で差し戻し審の判決が出る。

集会で、土佐高校出身の関西学院大学教授/野田正彰さんが講演されました。
「高知県の教育を変えよう!」というメッセージに、参加者は大きな勇気をもらいました。

Sendan3以下、私の聞き書きノートから一部抜粋です。

■被害者とともに歩んだ家族の12年/野田正彰さん

K君が「学校に行きたい」と言い、毎日学校へ通い始めたとき、K君と母親に校長は「何のために来るのですか?」「進学校では(視力障害があると)邪魔になる」と言い、「(担任の)M先生を煩わさないでくれ」と言い放った。すくなくとも母親がこう受けとめる情況がつくられた。

何が起こったか、理解する能力のない学校。
同級生が不幸にあったとき、共に生きてゆく方法を考えるのが教育ではないか

後頭部から雷が入って、視神経と運動神経を傷害した。
公教育が破綻し、いい先生は養護学校など特殊教育に追いやられている情況で、おそらく盲学校ではK君の教育にうちこまれたのではないかと。(事故直後には生命さえ危ぶまれた経緯からすると)奇蹟だが、みなの努力だった。土佐校は、教育の根源をたどった人たちに感謝すべきだ

ゲームスポーツで賞をとることが、教育を歪めている。生徒たちにも雷の避け方を告げるべきだ。

日本の教育の歪みは、市民としてどう考えるか、自分の意見をつくっていくことが欠落している。スポーツとは何か、学校教育とは何か、雷にどう対処すればいいか・・、考えることはいっぱいある。

K君から学ばなかったことを、高知県の教育全体が考えるべきだ。
新しい問題にとりくむような人材を育てていない教育。県外から弁護士を招かざるを得ない現状。・・県の教育の基本にかかわること(が、この事故対応にふくまれている)。

新しいこと、変化、ものを考えることを避けた安心安全な社会、日本・・。そうではなく、信頼性の高い社会をつくろう!!

生涯にわたって人と人との交流が育まれるようなスポーツに。競争をあおって克己、金をもらう社会は未熟な社会。世界は"SPORTS ON FLAG"を笑う傾向へ向かっている。


《写真は栴檀の花/げき撮影》

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