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2008年8月27日 (水)

日本人の奢りの結節点

けさの高知新聞の対談記事で、鶴見俊輔さんが「日露戦争の終わりが切れ目」「あそこまでの日本人はよかった」と発言していますが、その意味が夜9時からのBSジャパン「何故あの戦争は始まったのか」を見て、よくわかりました。この番組は、NHKで週刊こどもニュースのおとうさん役だった池上彰さんの「20世紀を見にいく/特別版」でした。知らなかった史実が映像で再現されて、とても衝撃的でした。
■池上彰の20世紀を見にいく
http://www.bs-j.co.jp/ikegami/

日本人は、負けると言われた日露戦争に勝ち、欧米列強と対等な大国であるかのように錯覚してしまいました。そして、隣人である中国や朝鮮半島を、恥ずかしげもなく平気で見下し、残虐非道のかぎりを尽くすようになりました。日本人の奢りの結節点は、日露戦争の勝利だったのです。

Joutoukouen2_2【以下「老いの哲学対談」より一部転載】
■伝えなきゃ

鶴見 日露戦争の終わりが、切れ目だと思うんです。あそこまでの日本人はよかったんです。

堀 勝ってしまったことで、調子に乗り過ぎたんですね。軍も国民も。

鶴見 世界の列強だ、大国だって、アメリカと覇を争う。もう、ばかの限りでしょ。

■いい三流国に

鶴見 アメリカに負けたら変わるのかと思ったら、変わらない。朝鮮戦争で豊かになってしまったから。本当の復興のチャンスが今後の日本にあるかー。私は疑いますね。疑います。

堀 だから、大国になろうなんて考えを捨てて、まじめな職人のような国に、なれないものでしょうか。

鶴見 今ね、正確に言うと日本は世界の二流国だと思うんですが、これから「どういう三流国になるか」を真剣に考えなくてはならない。デンマーク、スウェーデン、ベネルクス三国、このあたりはみな三流国ですよ。

堀 小国ですよね。

鶴見 でも、いい国ですよ。明治以前の日本も、世界の中の素晴らしい国だった。
【転載終わり】


《写真は高知市内/げき撮影》

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