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2008年5月23日 (金)

柏崎刈羽原発再開意図みえみえ

四川大地震による四川省内の原子炉や核研究施設などへの被害状況は明らかにされていないが、四川省からの移転が検討されているときく。
活動期の地球上にある核関連施設がいかに危険か、放射能汚染の恐怖を私はひしひしと感じています。

こんなとき、柏崎刈羽原発は来年1月に再開か、という驚く情報がありました。
■「原発再開は来年1月」 柏崎刈羽、東電内部文書か/5月21日共同通信
http://excite.co.jp/News/society/20080521180937/Kyodo_OT_CO2008052101000591.html
■追加情報■東電が「社内文書」と認める/5月22日新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=110527
【以下転載】
社内文書とほぼ推定した根拠について東電は、文書を入手したNPO法人原子力資料情報室のホームページ上で公開された文書を見た社員が「社内で作ったものではないか」と指摘したと説明。作成された部署や目的などについては「調査中」としている。
【転載終わり】

一方、東電が柏崎刈羽原発の耐震強度を5倍にするという判断が報道されています。
直下に少なくとも長さ34kmの活断層のある、やわらかい堆積層の地盤では、無駄な抵抗ではないでしょうか。
カネとコネで造った世界最大の原発をあきらめられないのでしょうか・・・
■「再開意図見える」と反発も=原発耐震基準見直しで−新潟/5月22日時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080522-00000201-jij-soci
■柏崎刈羽原発、揺れ想定5倍に 東電が耐震補強へ/5月22日asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0522/TKY200805220316.html

Muroto1【以下転載】
■「再開意図見える」と反発も=原発耐震基準見直しで−新潟/5月22日時事通信

 昨年7月の新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)について東京電力が耐震設計の基準として想定する地震の揺れ(基準地震動=Ss)を見直したことについて、地元の原発反対3団体は22日、「断層の長さが確定しない段階でのSs策定は非科学的。運転再開を急ぐ意図が透けて見える」とする声明を出した。
 声明の中で、3団体はSs撤回や同原発閉鎖などを要求。また「中越沖地震を想定できなかった国の安全審査は信用できない」として、同原発の設置許可取り消しなどを求めている。


■柏崎刈羽原発、揺れ想定5倍に 東電が耐震補強へ/5月22日asahi.com

 東京電力は22日、昨年7月に新潟県中越沖地震に直撃された柏崎刈羽原発について、耐震設計の前提となる直下の地震の揺れの想定「基準地震動」を現行の約5倍の最大2280ガル(ガルは加速度の単位)とする報告書を国に提出した。中越沖地震よりも大きな揺れを想定した。国内のほかの原発の約3〜5倍で、突出して高い値となる。

 東電はこの新たな基準地震動をもとに、6月から配管などの耐震補強工事に入る。しかし、新潟県は運転再開に慎重な姿勢を示しており、運転再開のめどはたっていない。

 国内のほかの原発は、06年に改定された国の原発耐震指針にもとづき、3月までに基準地震動の見直しを発表していた。今回、東電が極めて高い値を報告したことで、他原発の見積もりが十分かどうかや、耐震補強のあり方が再び議論になりそうだ

 東電はこの日、中越沖地震(マグニチュード〈M〉6.8)の後に観測された地震波や周辺の地下構造を調査・分析した結果を、経済産業省原子力安全・保安院の審議会の作業部会に報告した。

 それによると、震源とみられる活断層は将来、M7.0の大地震を起こす可能性があるとし、基準地震動は1〜4号機の直下の岩盤で2280ガル、5〜7号機では1156ガルと見積もった。現行は7基とも450ガルとしていた。震源とされる海底断層を新たに活断層と認めたことや、地盤の再評価などの結果としている。

 ただ、東電は、原発敷地の地表に近い地盤が比較的軟らかく、地震の揺れが弱まるため、原発の基礎部分に届く揺れは最大でも829ガル程度に減衰するとした。

 東電は安全性に余裕をもたせて、1千ガルの揺れに耐えるよう全7基で耐震補強工事に入るとしている。この揺れでは原子炉の強度には問題ないとし、原子炉の冷却水配管の支えなどを増やす。6月に7号機から始める予定だ。

 国内の他原発は3月までの基準地震動の見直しで、すべて値を上方修正した。それでも最大は東海地震の震源域にある中部電力浜岡原発の800ガルだった。他原発の新基準地震動は現在、国の保安院の審議会で審査中。東電の今回の報告が審議会での議論に影響する可能性もある。

 柏崎刈羽原発の総出力は821.2万キロワットで世界最大だが、地震で全7基が止まったままだ。運転停止が長引けば、夏季の電力需要を火力発電で代替することになり、国内の温室効果ガスの排出にも大きな影響が出る

 東電は、揺れが想定をはるかに上回ったのは柏崎特有の地下構造が原因と説明。原子力関係者には、ほかの原発は事情が違うとの考え方が根強い。ただ、想定を超える揺れは、地域性だけでは説明できないと考える専門家は多い。纐纈一樹・東京大学教授は「ほかの原発でも、不確かさを考慮すべきだ」と指摘した。
【転載終わり】


《写真は室戸岬/中島健蔵さん撮影》
写真は【禁転載】でお願いいたします。

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