« 転写される水の力 | トップページ | 出稼ぎ労働者の人権裁判『わが道』上映迫る »

2008年5月 6日 (火)

原子力政策は憲法と相容れない

憲法は、国家権力を縛ることが存在理由のはずです。
(第11条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与えられる。)

5月3日の憲法記念日、東京の2つの憲法集会(日比谷、教育会館)で、たんぽぽ舎は「原子力政策は憲法と相容れない」のちらしを2,500枚配布したそうです。
■たんぽぽ舎
http://www.tanpoposya.net/

Sendan3_2【以下転載】
■原子力政策は憲法と相容れない/5/3憲法記念日によせて

 2007年7月、マグニチュード6.8の地震が世界最大の東京電力柏崎刈羽原発を襲った。
 幸い、大規模放射能放出事故には至らなかったが、原発にとり最も重要な「(核分裂反応を)止める」「(核燃料を)冷やす」「(放射能を)閉じ込める」機能に、重大な損傷を受けた
 また、M6.8の地震では本来あってはならないはずの「想定最大の揺れ」をも超える揺れにも襲われていた
 ひと言で言えば、設置許可申請時の想定が全てデタラメであったのだ。
 あってはならない事態を起こしたにもかかわらず、原発は依然として廃炉になっていない。そのうえ、このようなデタラメ想定は柏崎刈羽原発に限ったことでもなかった。
 今現在、原発の何倍もの使用済燃料を貯蔵し、それを切り刻む「再処理」を行っている六ヶ所再処理工場は、その敷地に断層をかかえ沖合には大きな地震を起こすプレート境界と、海底活断層が控えている。いずれも、何時大地震を起こしても不思議ではない

■「国策」の前に全て偽装された

 昨今、「●●偽装」が一種の流行りのごとく報道されているが、なぜかこの「原子力(核)耐震偽装」だけはほとんど取り上げられることはない
 しかしこれほど恐ろしい偽装が他にあろうか。
 原子力施設の設置に伴う地盤、地質、地震想定については、過去に多くの人々が異議を唱えてきた。しかし「国策」の前に、それらの声は無視された。
今頃になって「新しい発見」でもあるかのごとく、活断層の評価が変えられているが、建設当時に正当な評価がされていたならば、そこには原子力施設など作ることは出来なかったであろう。
 消されたり値切られた断層、起こらないことにされた地震、軟弱な地盤なのに「強固な岩盤」挙げ句の果ては「人工岩盤」つまり自然の岩盤が悪すぎるから岩盤そのものを作り直したのだ。
 繰り返されてきた偽装は、残念ながら本物の地震により脆くも崩れた。幸い大量放射能放出には至らなかったが、そうなっていてもおかしくなかった。

■憲法の危機

 大量の放射能が降り注ぐ中で、基本的人権をどうやって守ればよいのだろう
 いや、そのような事態を引き起こしてしまったならば、その過程で私たちは憲法の求める「不断の努力」を怠った結果として、責任を問われるのである。
(第12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない
 現在、日本中で55基の原発と、原発よりも破壊力の大きな「もんじゅ」といくつかの研究炉そして原発からの使用済燃料を集めて再処理を行っている六ヶ所と東海再処理工場などの原子力施設は、たとえば地震により破壊される危険性が高まっている今、運転停止、廃炉への「不断の努力」を怠ることはできない。原発を廃止へ!
【転載終わり/下線は転載者】


《写真は栴檀の花/げき撮影》

|

« 転写される水の力 | トップページ | 出稼ぎ労働者の人権裁判『わが道』上映迫る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/172452/20808542

この記事へのトラックバック一覧です: 原子力政策は憲法と相容れない:

« 転写される水の力 | トップページ | 出稼ぎ労働者の人権裁判『わが道』上映迫る »