宿毛港にイージス艦来るな!!
高知県西部宿毛港への米軍イージス艦"オカーン"5月21〜26日入港に反対する集会が、きのう夕刻、高知市役所前でありました。超党派の集会で(平和憲法ネットワーク高知、高知県平和運動センター、県平和委員会、原水爆対策協議会、原水爆禁止県民会議の共催)、労働組合も、共産党、社民党、新社会党、市民団体、チェ・ゲバラも(?)集まり、250人くらいの参加人数でした。
「核搭載の事前協議がなかったから、搭載はなかろう」などと脳天気な政府/外務省は、非核三原則を何と心得るのでしょうか・・
■イージス艦
http://www004.upp.so-net.ne.jp/weapon/aegis.htm
米海軍イージス艦「オカーン」の宿毛湾寄港について、港湾管理者である高知県は、「核搭載がないことを確認できれば受け入れを拒否する理由がない」とし、岸壁使用許可権者である宿毛市長は、「法律・条例に基づき判断した。親善が目的なので歓迎態勢を整えたい」として使用を許可した。私たちは、県、宿毛市に対し、満腔の怒りをもって抗議する。
米イージス艦は、巡航ミサイル「トマホーク」を搭載しており、核弾頭搭載は常識である。「米側から事前協議がない以上は、核の持ち込みはない」とする日本政府の見解は、機密指定を解かれた米軍文書からすでに「核の持ち込みがあった」ことが明らかになっていることからしても欺瞞でしかない。今回、アリバイ的な外務省照会のみによって使用許可を行なった宿毛市、何らの指導性を発揮しなかった県の姿勢は断じて認められない。
寄港を認めることは、わが国の「非核三原則」、
1997年12月県議会における「高知県の港湾における非核平和利用に関する決議」に反するものであることはもちろん、米軍の宿毛湾寄港の目的は、徳島県にも寄港打診がなされていることに示されるように、今後、宿毛湾港をはじめ四国太平洋岸の港湾を米軍再編とミサイル防衛戦略に組み込もうとするねらいを持つものであるし、また、何らかの事故が起きた際は、高知県にとどまらず、四国全体に及ぶきわめて深刻な核汚染をもたらすものである。
さらには、今日、米軍兵士による凶悪事件が相次いでいる状況は、単なる偶然ではなく、アフガン・イラクの戦況が悪化の一途をたどる中で、米軍兵士が人間性を失うような戦争訓練を受けていることと無関係ではないと考えざるを得ない。宿毛市長は「米軍側は事件を起こさないことを保障しており、治安上の心配はない」としているが、「オカーン」はアフガン・イラク戦線に加わっている艦艇であり、宿毛市民の安全は何ら担保されていない。
「銃剣とブルドーザー」によって土地を収奪され、繰り返される米軍兵士の犯罪によって人権をじゅうりんされてきた沖縄の悲劇は、着々と進められる米軍再編によって全国に拡大されようとしている。私たちは、沖縄をはじめとした全国の闘う仲間と連帯する。
高知県をアメリカの軍事戦略に組み込ませてはならない。
米海軍イージス艦「オカーン」の宿毛湾寄港に強く反対するとともに、高知県、宿毛市が寄港を許可したことに強く抗議し、現地行動をはじめ、寄港撤回を求める行動を強めるものである。
2008年5月16日
米海軍イージス艦宿毛湾寄港に反対する5・16集会
「集会アピール」をダウンロード
■抗議行動への呼びかけ
「寄港抗議行動」をダウンロード
21日は午前7時半から、抗議集会を始めることにしました(時刻注意!)。
また、26日午前8時からも追い出し行動を行ないます。
宇須々木港(新港のとなり)に集合です。
抗議行動(横断幕、デモ申請など)を成功させるための
カンパも呼びかけることにしました。
【転載終わり/下線は転載者】
《写真はいずれも5・16集会/げき撮影》
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
核のごみは、いずれ何処かにいきます。
核の力によって今の、暮らしをしているので、有りそのごみを、出してしまった日本人が、ほかの国に迷惑かからないようにするべきだと思います。
何の観光産業も発達していない宿毛市こそ、イージス艦や核のごみを受け入れるべきだと思います。
核のごみが、原子炉に比べれば、危険性は0%に近い、ごみが爆発するわけでも、放射能物質を、そこら辺に野ざらしにするわけでもない!!!!
隣の愛媛は、原子炉のおかげで潤っている事実
誰も手を上げていない今こそ、宿毛市が手を上げるべきだと思います。
投稿: 浜中克行 | 2009年2月16日 (月) 13時32分