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2008年4月24日 (木)

イスラエルロビーの支配

広瀬隆さんの『危険な話』や力作『赤い楯』上下巻で暴かれたユダヤ系財閥による策謀の文脈から類推される、国際政治の裏側の問題が米国でも告発されています。

「イスラエル・ロビーが支配する米大統領選挙/誰が当選しても変わらない中東危機の構図」という記事が、週刊金曜日699号(4/18日号)に掲載されています。
■イスラエル・ロビーが支配する米大統領選挙/週刊金曜日
http://www.kinyobi.co.jp/Recent

Nami_2【以下抜粋引用】
■加熱する「忠誠争い」

ラルフ・ネーダー氏は「ガザを飢餓と病気、極貧が蔓延する世界最大の収容所」に変えたイスラエルの蛮行に沈黙と無感覚」でいるのは、マケイン議員のみならずヒラリー・クリントンやバラク・オバマを含む国会議員たち」だと批判する。

昨年9月『イスラエル・ロビーと外交政策』(邦訳は講談社)と題した本が米国で刊行された。著者のジョン・ミアシャイマー/シカゴ大学教授とスティーブン・ウォルト/ハーバード大学教授は米国の国際政治学界で主流に属する重鎮だが、こうした立場からこれまでタブー視されていたイスラエル・ロビーを正面切ってとりあげ、批判した例は稀だ。

そこではイスラエル・ロビーを「イスラエルを利する方向に米国の外交政策をむかわせるべく、影響力を行使している諸団体や個人の緩やかな連合体」と規定。「民主党も共和党も等しくイスラエル・ロビーの勢力を恐れている。大統領選立候補者はイスラエル・ロビーが推進したいと願う政策を批判しようものなら、大統領になるチャンスが潰れることをよくわかっているのだ」と指摘する。

■シオニスト権力構造

さらに「イスラエル・ロビーが米国の外交政策決定過程において異常とも思えるほどの影響力を持っている。そのためにアメリカの外交政策が極度に親イスラエルに偏向した結果、米国は"世界の嫌われ者"となってしまった」と主張する。

両教授のような批判自体は以前から存在したが、イスラエル・ロビーの強い影響下にある主要テレビ局や主要紙から無視され、あるいは極少数派の左派から発せられたため、社会的に浸透が困難という事情がある。

数々のイスラエル批判の論文・著作を発表しているジェイムズ・ペトラス/ニューヨーク州立大学前教授は「緩やかな連合体」という規定を否定。1975年の国連総会決議3379号(のちに撤回)で「人種主義の一形態」と非難された「ユダヤ民族至上主義という意味でのシオニズムという用語を用いロビーにとどまらずより深く国家に食い込んでいるという意味でシオニスト権力構造」と呼ぶ。

ペトラス前教授は、それを「アメリカン・エンタープライズ・インスティチュート」など12のシンクタンクを擁し、「アメリカ・イスラエル公共問題委員会を筆頭とした52の主要ユダヤ人を結集する「複合体」と規定政府・議会の中東政策のみならず、地方の大学や教会、文化に絶大な影響力を有し、イスラエル批判を脅迫で封じ込めていると分析する。そして、「米国の主権国家としての存続が危険にさらされている」と警告する。
【週刊金曜日699号p18〜19より引用/下線は引用者】


《写真は大岐の浜/岡田充弘さん撮影》

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