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2008年3月 3日 (月)

シッコ上映会は大盛況

高知保険医協会主催のシッコ上映会は大盛況でした。
■「こんな医療制度はビョーキ(SICKO)だ!!」:
http://sicko.gyao.jp/

前売500円、後期高齢者・中学生以下無料という破格の料金設定もあり、第1回上映約180名(うち後期高齢者20名)、4回の上映で555名が観賞したそうです。
132名収容のホールに補助席がびっしり並びました。

映画の前に、高知保険医協会会長さんのミニレクチャーがありました。

Shimanto4_2■少ない医療費で長寿を達成

日本はOECD加盟国の中では医療費がかなり少ないが、長寿国である。
しかし、医療費が少ない背景には、人口あたり医師数・看護師数が、先進国にくらべ数分の一におさえられていること、したがって、医師1人あたりの診察回数・病床数が多く、医師らの労働過重による医療崩壊が加速するという深刻な情況がある。
(ミニレクチャーより)

■政財界が牛耳る最悪の医療保険制度

元凶は、ウォーターゲート事件で訴追されたニクソン大統領。1971年当時、国民皆保険の代わりに、医療保険会社からの贈賄を選んだ。
ヒラリー・クリントンは国民皆保険制度を実現しようとしたが、米資本の力につぶされた。いまや、大統領を筆頭に米国議会の議員連中の大半は、保険会社から資金供与を受けている。
5000万人が民間の医療保険に入れず、高額な保険金を払って医療保険に加入した2億5000万人も、保険会社側が理由をつけて保険金の支払いを否認するので、大病にかかると破産か病死しかない。

いのちより、企業利益が優先される医療保険制度
このあたり、米保険会社が規制緩和でどんどん日本上陸して甘い罠を仕掛けている現実に思いあたり、慄然とする。米国に追随するわが国でも、同じような医療状況がやがて始まるに違いない。4月から始まろうという後期高齢者医療制度は、その前触れといえよう。

一方、カナダ、イギリス、フランス、キューバでは国家が医療を保証していて医療費はいらない、夢のようなようすも紹介されています。
政財界の横暴を見逃さず、大きな抵抗運動を組織するフランス市民の動きを見習いたいと思いました。


国民から高額な電力料金を徴収しながら、原発震災や労働者の被曝リスクに責任を負おうとしないこの国の電力資本や政治家たちにも、ぜひ観てほしい映画です。


《写真は四万十川/中島健蔵さん撮影》
写真は【禁転載】でお願いいたします。

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