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2008年3月15日 (土)

核植民地主義と文化的貧困

広島で14万人、長崎で7万人が瞬時に被爆死したというのに、これ以上の放射能汚染について日本人はなぜ、無頓着でいられるのか・・・
ふたたび『ロッカショ』から、この国を支配する核植民地主義と、現代の文化的貧困について読んでみましょう。

Taisanboku1_2■核植民地主義(ニュークリア・コロニアリズム)

フランスの兵士がタヒチの子どもにキノコ雲があがっている核実験の様子を見せて、「あれを見てごらん。あれがフランスとタヒチの平和を守る核だよ」っていうふうに教えたそうです。核の悪影響について教えることは、日本の六ヶ所問題以上にタブーだった

広島・長崎という悲惨な経験を持つ日本人でさえ、いつの間にか当たり前のように原子力の平和利用とか言うようになったでしょ。「平和利用だからいいじゃない」って、今は世界的な世論でもあります。

でも原子力の平和利用なるものの背景にあるのはものすごい格差であり搾取であり暴力だってことですよ。

■文化的貧困

核燃料再処理工場の話は、よく聞いていくと、誰にとっても利益にならない。企業のビジネスのレベルでも、政治のレベルでも。でも、止めようとしない。反対運動が弱いからだと言われますが、それ以前に、社会自体が弱まっているような気がする。僕はそれを「文化的貧困」と呼びたい。

政府が再軍備へ向けて突き進んでいるのに、人びとは動かない。環境問題だって、このままでは人類の存続が危ういとまで言われているのに・・・・。まるで自殺を望んでいるかのように、マスコミをはじめ、多くの人は知らんふりをしている。金儲けや経済のためにはそれもしかたない、みたいな。これが「文化的貧困」でなくてなんだろう。

ロッカショ問題という危機は、文化の危機だと思う。だったら、息を吹き込んで文化を生き返らせていくしかないと思うんです。「放射能を流しちゃいけないでしょという当たり前のことをちゃんと言える文化を、若者たちを中心につくっていきたいですね。

(『ロッカショ』より辻信一発言部分p54〜57から引用/下線は引用者)


《写真はタイサンボク/げき撮影》

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