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2008年2月29日 (金)

車と道路中心の街で

先週の週刊金曜日に『道路財源問題には、車と道路中心の街で人は幸せになれるか という問いが含まれている』という記事が載っています。
■週刊金曜日
http://www.kinyobi.co.jp/Recent

Hennro■ファスト風土

消費社会研究家、三浦展(あつし)氏が04年9月に出版した『ファスト風土化する日本』(洋泉社新書)は、示唆に富んでいる。
全国の地方都市で中心市街地が廃れ、郊外化している現象を、三浦氏はファストフードチェーン店のように均質化したファスト風土と命名し、こう指摘する。「ファスト風土しか知らず、リアルな生活の場を失ったまま育つ子どもは、ファストフードしか食べずに育つ子どもと同じである」。
こうした現象が、道路整備と一体不可分であることは言うまでもない。

■都市機能の拡散

昨年3月に出された環境省の「地球温暖化対策とまちづくりに関する検討会」の報告書はこう表現する。
沿道開発と一体となった道路整備が、住宅や商業施設などの立地を促し、都市機能を拡散させるとともに、さらなる自動車交通需要を誘発し、いわば『道路が道路を呼ぶ』状況をつくりだしている」。

■歩いて暮らせるまちづくり

富山市は、従来の都市計画を180度転換し、「歩いて暮らせるまちづくり」を掲げて市街地のコンパクト化をめざす。市長はこう述べた。「拡散型のまちづくりをしてきた結果、自動車が自由に使えない人にとっては極めて暮らしにくい町になっております」
車と道路中心の街づくりを漫然と続ければ、確実に進む高齢化の中、車を運転できなくなった人たちが孤島のように点在する、いびつな街ができあがることは明らかだ
富山市は06年4月に新しい路面電車システム(LRT)を導入。既存の市電も路線新設を検討中という。

拡大」「成長」「スピード」ーーそういったキーワードでくくられた価値観への根本的な問いかけが、道路財源をめぐる問題には含まれている。
(週刊金曜日691号p16より引用/下線は引用者)


《写真は大岐の浜の遍路/岡田充弘さん撮影》

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