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2008年2月26日 (火)

死の灰を生み出す場所

2月20日の核廃説明会(高松市)に参加した仲間から、会場で配布された資料一式を届けてもらいました。一昨年、津野町や東洋町での住民説明会のときと同様、NUMOや資源エネ庁制作の紙質のいいパンフレットに加え、今回は電気事業連合会制作『未来への約束』という本編と付録映像10編つきDVD(一昨年まではVTR)もあります。さぞ、お金がかかったでしょう。元手はすべて、私たち国民の電気料金と税金かと考えると、情けなくなります。
そうした資料や説明で、このところさかんに強調されるのは「原子力発電はCO2をださない」という、うたい文句。「でも、"死の灰"を生みだす」という文言が、そのあとには隠されています。
■原子力発電を拡大してもCO2削減の効果は少ない/JANJAN
http://www.news.janjan.jp/living/0802/0802140816/1.php

今年5月にも始まろうとする六ヶ所村での再処理は、原発で生みだす1年分の"死の灰"を毎日つくりだします。
昨日、東京からいただいたメール情報をご紹介しましょう。

Ookinohama1■東京FMで、河野太郎さんとミュージシャンのSUGIZOさんが再処理工場の問題を話題にしたそうです。キーワードは「六ヶ所問題の真実死の灰を生み出す場所~」。

二人は、今回出版された本『ロッカショ  2万4000年後の地球へのメッセージ』で、対談をしています。

■この本に関わろうと思ったきっかけは?
SUGIZOさん「2年ほど前に知った時、いてもたってもいられなくなって、知っての通りこの問題は坂本龍一さんが広めてくれたんですが、世の中にわかりやすく広めていくには書籍にするのがいいなと思い、それと一緒に本にする時に以前から関心をもっていた河野太郎さんにお願いしました。」

■原子力発電所と再処理工場
河野太郎さん「一番簡単にいうと、ウランを燃やすのが原子力発電所 。そのウランの燃えカスからプルトニウムを取り出すのが再処理工場。もうひとつプルトニウムを燃料にしつつもさらにプルトニウムを生み出す事が出来る高速増殖炉というものがあるんですが、これは昔事故を起こした「もんじゅ」がその原型だったんですが、あと40年は出来ないといわれています。ですから現状必要のないプルトニウムを作るために沢山のお金をかけて今それを作る必要があるのか。原子力発電所によっては貯蔵プールの燃えカスがいっぱいになっている。いっぱいになりこれ以上燃えカスがでると発電所を止めなければならない。という事だと思います。」

■高速増殖炉
河野太郎さん「実現する事は技術的にもすごく難しい事なんです。他の国ではそこまでのリスクをする事も無いのであきらめていたりするんですが、日本はそれでがんばっていこうとしています。」
SUGIZOさん「もの凄くリスクがある。同じお金を地球にダメージのないものの開発に費やす事は出来ないのかとも思いますね。僕らの電気代や税金が望まない形で使われている事を、疑問に思うべきだし、どう使われているか知る必要があると思います。」


この国の人びとの多くは、原子力発電のために大金を払いながらも、核燃料サイクルというエネルギー政策が未来永劫危険な毒物"死の灰"をつくりだすという実態を知らないのです。


《写真は大岐の浜/岡田充弘さん撮影》

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