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2008年1月16日 (水)

子孫を苦しめる原子力 2

槌田敦さんの名著『エネルギーと環境』(1992年)、
抄読11回目は、再処理という犯罪行為。

Muroto■第二の犯罪

放射性毒物は廃棄することも消滅させることもできない。したがって、すでに地上に存在する毒物についてはあらゆる技術と資産を投じて保管しその分散を防止すべきである。この作業はすべての原子力関係者の義務であり、被害を受ける子孫に対してのせめてもの罪ほろぼしであろう。・・・

現在考えうる保管方法は、地上に建物を建て、そのなかに、いつでも取り出せる形で蓄えることである。地下の奥深い場所などに蓄えるのは最悪で事故になればもはや管理は不可能となる。・・

毒物は、管理を十分行なうために、できるだけ安定した取り扱いやすい形でなければならない。・・毒性の残る100万年というような長期にわたって管理する必要がある以上毒物の状態を取り扱い困難にする行為は、子孫に対する悪質な犯罪である

なかでも最悪の行為は再処理である。使用済燃料そのものは、ジルコニウム合金で覆われた金属酸化物である。最初水を用いて冷却するが、時間がたてば冷却は空冷でもよい。ところが、再処理では、これを切り刻み酸に溶かすことで毒物を不安定にしその後の取り扱いをまったく困難にしてしまうのである。
(第3章 もともと虚構の原子力発電 p188〜189/下線は引用者)


《写真は室戸/中島健蔵さん撮影》
写真は【禁転載】でお願いいたします。

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