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2008年1月24日 (木)

日本の電気代は高い

きのうは、四国電力の独占市場に住む高知県民にとって、いかに電気代が高いか、関西電力および東京電力と比較しました。でも、日本の電気代そのものが、先進諸外国の2倍近く高いのですって。貧しい高知県民は、そんなことも知らないで、高〜い電気代を払っています。
でも、世界をみわたすと、まだまだ電気が普及していない広大な地域があるのです・・・

Sendan3燃料費ゼロでも日本の電気料金はアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス全ての国の2倍近くも高い
http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/708.htmより引用

いくら何でも高過ぎ、社会問題です。だから料金引き下げが行政改革の目玉になってもよいはず。障壁があるなら国をあげて改善すべきです。

《エネ庁のデータ》
主要国の電気料金国際比較(2001年)
家庭用/日本/家庭用0.188ドル/kwh (100とすると)
   アメリカ/家庭用0.085ドル/kwh (45)
   イギリス/家庭用0.101ドル/kwh (54)
   ドイツ/家庭用0.124ドル/kwh (66)
   フランス/家庭用0.098ドル/kwh (52)

《高くなる3つの根拠》
安くするにはこれだ。国を擧げてコスト低減を進めるべき
1.世界の電力会社で公開入札を義務付けていないのは日本くらい
2.アメリカでは州政府が公共事業委員会をつくり電力会社の購買、従業員の給与(独占なので当然全産業の最低ライン)まで徹底的にチェックしている。
3.独立系発電事業者制度(IPP制度)このため送配電設備を別会社にすること、日本だけです別会社ではないのは。(中国も別会社のようですよ)


■日本エネルギー経済研究所は信用できできない
研究所の目的は電力擁護か
電気料金国際比較でエネ庁のデータを使用しないのはなぜか、国民を騙しているのです。
為替レートによって変えているだけ、無責任過ぎますよ。
http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/847.htm

■資源エネ庁のデータ
「電気料金国際比較」をダウンロード

■インドネシアの電気代
840ルピア(約10円/キロワット)
http://www.aoyama-sangyo.co.jp/column.php?p=184&SID=9ff56995887e0e15edbb4df0b0612d8a

■コスタリカの電気代
電気は自国の水力発電でまかなわれ、電気代は安いという。
http://www.starcage.org/blog/index.php?e=35

■ブータンの電気代
国土の20%しか電気が普及していない・・
http://www.impulse.co.jp/butan.htm


《写真は栴檀の花/げき撮影》

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コメント

http://www.enecho.meti.go.jp/denkihp/shiryo/ryokin-kokusaihikaku.pdf

投稿: だーさん | 2011年3月 9日 (水) 14時52分

仁さん、コメントありがとうございます。
先進国がエネルギーを大量消費する一方、地球上には、電気のない暮らしをしている人びとがたくさんいることに思い至ると、やっぱり、省エネで身体をよく動かす暮らしをしようとの思いをあらたにしています。

投稿: げき | 2008年1月25日 (金) 11時33分

電気料金の格差もすごいですね。ただ極端に値段を下げてしまったら、誰でも安くなったと消費量が上がってしまうのではないでしょうか。それならば電気代はむしろそのままで、無駄な自販機の撤去や家庭内の待機電力をカットすることを望みます。
 四国は原発があるから電気料金が高いのではと思います。原発は採算など取れない。お金ばかりかかる代物ですよね。

投稿: 仁 | 2008年1月24日 (木) 18時56分

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