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2007年12月14日 (金)

はだしのゲン

スティーヴン・オカザキ監督も、英訳『はだしのゲン』を読んだと知り、いま熱中しています。10巻中7巻目まできました。

Shimanto4作者の中沢啓司さんは、6巻目でゲンや登場人物たちにこんなことを言わせています。

■「日本中の
  苦しんで
  いるものは
  みんな
  怒るんじゃ」
 「みんな
  怒りゃ
  ええんだ
  日本人は
  本当に
  怒らんと
  いけんのじゃ」p42〜43

■「わしゃ
  金がにくい
  病院へ
  つれていくにも
  金、金、
  金じゃ」
 「金が
  ないものは
  どうすりゃ
  ええんじゃ
  どうすりゃ」p48

■「まじめに
  一生懸命
  はたらいて
  生きている
  人間が
  大事にされる
  世の中に
  ならんと
  いけんわい」p74

■「ううう
  むごいよ
  むごいじゃないか」
 「戦争と
  ピカの一発の
  ために
  あたしらは
  いつまで
  苦しみつづけるんだ
  あんな
  小さな子どもの
  肩の上にまで
  のしかかって」p118

この作品は、単行本化されてからでも32年も経つのに、毎年版を重ね、広い年齢層に愛読されています。
子どもたちだけでなく、大人の心もとらえて離さない表現が、いまだに実現していない「核のない平和な世界」という人間らしいテーマに直面させてくれるからではないでしょうか。


《写真は四万十川/中島健蔵さん撮影》
写真は【禁転載】でお願いいたします。

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将来原発に起因して何千何万の人が病気になったり死亡したり、 一つの町や県若しくは国を失くしてしまった時 この子は自分がそれを先頭に立って推進していたことを知れば どれほど苦しむことになるだろうか。 ... [続きを読む]

受信: 2007年12月15日 (土) 07時48分

» はだしのゲン、全10巻の英訳完成、オバマ大統領に贈呈も [The ポータルサイト(情報と意見交換の場)]
原爆の惨禍を描いた漫画「はだしのゲン」全10巻の英訳をボランティアが完成させた。米国の出版社から8巻まで刊行されてきたが、今夏全巻そろう。漫画家、中沢啓治さん(70)が23日、広島市で記者会見し、「原爆を投下した米国市民にこそ、人間がどんな目に遭ったかを知ってもらいたい。米国の子どもたちがゲンの友達になってくれれば、次世代で核兵器をなくせるかもしれない」と、核兵器への道義的責任を語ったオバマ大統領の米国を意識しつつ語った。大統領一家にも贈呈する。... [続きを読む]

受信: 2009年4月25日 (土) 09時12分

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