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2007年10月25日 (木)

若者のまなざし

高知新聞社などが募集した新聞感想文コンクールの最優秀作品が、10月19日付同紙で発表されていました。高校生の部では、1月末、街頭署名に応じた女子高校生が新聞報道を読んで考えたこと、小学生・高学年の部では、久間元防衛大臣の発言に小学6年生の女子児童が感じ考えたことでした。高知には、いま何が起きているか関心をもち、自分の知性と感性をはたらかせ、はっきりと自分の意見として表現できる若い人たちが育っているのです。大人もぼやぼやしてはいられませんね。

Sendan3女子高校生は、原発さよならネットワーク高知が前東洋町長再応募の翌々日おこなった、核廃拒否条例制定(東洋町と高知県の双方)の署名運動に、ためらいもなく応じてくださったそうです。その翌日、彼女の「大事な問題なのにお金のために申し込んだのが許せない」というコメントとともに、「どこかの自治体が受け入れなければいけない」との意見も報道され、「メディアが発信する情報を・・自問自答しながらひとつひとつ考えを巡らさなければならないと教えられた。そうすれば、自分と違った意見や新聞が伝えなかった事柄など、たくさんの問題が見えてくるということに気がついた」と書いています。
「どこかの自治体が受け入れなければいけない」については、日本中で一番電気を浪費している大都市の住民たちが知らんふりして地方に押しつけようとする事実に眼を向けてほしいと思います。便利で快適な生活に慣らされた私たちが、ひとりひとりエネルギーの浪費に意識を向け、原子力に依存する暮らしを続けていていいのか、全国で議論をまきおこしていく突破口として、署名運動を展開しているという説明が足りなかったようです。

小学生は、「原爆投下時の写真集を見ました。町や建物の破壊はもちろんのこと、そこに写っている人の姿は、(本当に、人間なの?)と思うような悲しい姿でした。焼けただれた全身、一瞬にして黒い炭のようになった体、目も見えなくなった姿で必死に赤ちゃんを抱くお母さん・・・。原爆は、私の想像を遥かに超えた恐ろしい爆弾でした」と体験を綴り、「しょうがない」発言に対して「あまりにも心に痛みを感じてない発言です。そう思う人が増えると、日本はまた戦争をするんじゃないかと不安でたまりません」と釘を刺し、「戦争は、誰が悪いとかどこの国が悪いとかいう問題ではないと私は思います。私は、すべての国がお互いに認め合えるよう、向かい合い理解しようとすれば戦争は無くなるんじゃないかと考えます。いじめも小さな戦争です。まずひとつの国の中で、差別や争いをなくしていけばいいのではないかと私は強く思います。どうすれば戦争はなくなるのですか。私は真剣にその問題について考えていきたいと思っています」と結んでいます。
これだけの思索と表現を、小学6年生がしたことに驚嘆し、感心しました。


自然保護を考えている高知県民をなめたらいかんぜ!!
みなさんの意志表示で核廃棄物拒否条例を制定しようではありませんか。六ヶ所村での再処理を止め、伊方のプルサーマルを止めるためにも。「高知県・核廃棄物拒否条例請願署名用紙」最終集約用をダウンロード


《写真は栴檀/げき撮影》

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受信: 2007年10月25日 (木) 23時25分

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