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2007年9月23日 (日)

安全解析の誤謬

原子力施設をもつ12事業者による耐震安全性解析結果が9月20日に公表されたが、基準とされた揺れのデータは、柏崎刈羽原発の比較的軟らかい地層で記録され、減衰していた可能性も指摘される揺れだったそうです。厳密な解析に使われる岩盤部のデータは、地震計のトラブルで消えていたそうですから、
1 揺れの過小評価にもとづく安全性の誇示、
2 地域毎の個別条件の無視(例:伊方原発の直近に中央構造線)、など、
今だに私たちの目を欺こうとする事業者の基本姿勢を糾弾しなくてはなりません。

0724ashizuri朝日新聞記事:
http://www.asahi.com/national/update/0921/TKY200709200387.html
「中越沖地震揺れ、想定超も設計の範囲内」 他原発施設

 原発など原子力施設を持つ12事業者は20日、新潟県中越沖地震の際に柏崎刈羽(かりわ)原発で観測された揺れが、各施設を襲った場合の安全解析結果を公表した。原発1基を除く全施設で、設計時に個別に想定した最大の揺れを超えた。だが「設計余裕の範囲で重大事故には至らない」と結論づけた。専門家は「より詳細な解析が必要」と指摘する。

 原発を持つ10電力と、使用済み核燃料再処理工場を持つ日本原燃、高速増殖炉もんじゅを持つ日本原子力研究開発機構の12事業者が、柏崎刈羽原発7基以外の商用原発48基と3原子力施設の安全性を計算で評価した。

 その結果、日本原子力発電の東海第二原発(茨城県)を除く50の原発・原子力施設で、圧力容器や主蒸気配管など重要機器の一部で、設計時に想定した最大の「およそ現実的でない揺れ」を上回ることがわかった。

 しかし、各事業者とも「設備には安全面で余裕を持たせてあり、放射能漏れ事故に至ることはない」とした。

 このうち、東京電力の福島第一原発1〜5号機では、原子炉の制御棒でひずみや変形が生じて緊急停止に支障が起きることが懸念されたため、詳細に検討して安全性を確かめたとしている。

 経済産業省原子力安全・保安院は「各施設とも重要機器は余裕を持って設計されており、『止める』『冷やす』『閉じこめる』の安全機能は保たれると考える」という。

 ただ、今回使われたデータは柏崎刈羽原発の最下階で記録されたもの。比較的軟らかい地層で、揺れが減衰していた可能性も指摘される。厳密な解析に使われる岩盤部のデータは、地震計のトラブルで消えており、まだ再構成できていない

 福和伸夫・名古屋大教授(耐震工学)は「今回の解析は信頼確保の第一歩だ。岩盤部の揺れを基に、各原発の地盤条件を反映した解析が必要だ。活断層の調査やその評価の検証も求められる」と指摘している。
(2007年09月21日03時05分)


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《写真は足摺岬/中島健蔵さん撮影》
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