核ゴミ施設誘致仲介人
高知の「しんぶん赤旗」記者さんが、地層処分を高知に誘致しようとした人物の動きを検証取材なさっています。
高知県では昨年来、津野町、東洋町で高レベル放射性廃棄物を地中に埋める施設を誘致する動きがありました。しかし、「危険だ」という住民の反対の前に潰えました。その取材で気になったのが誘致に動く民間の仲介人の存在でした。
○津野町では、高知市介良(けら)の男性・U氏(79)が山本昇平町議会議長(当時)に、誘致話をもちかけたといいます。「津野町議会には共産党議員がいないし議員たちは一致団結しているということで、私が原環機構にわたりをつけた」(U氏)。山本議員も「彼が原環機構に連絡してくれた」といいます。
○原環機構というのは、この施設の候補地を公募している原子力発電環境整備機構です。この後、同町で盛んに「勉強会」を開催しました。U氏も、誘致反対の住民に働きかけています。その時の名刺は「高知県下に地層処分地誘致提案者」でした。原環機構に10回も行ったといい、誘致の効用を説きました。
○そのU氏が8月27日、県に「特定非営利活動法人高知県地層処分連絡協議会」の設立認証申請を出しました。事務所は自宅。目的は高レベル放射性廃棄物を地中に埋める施設の適地の調査と、その安全性に関する研究会の開催・視察などです。「誘致は10年前からの持論」という、この仲介人はあきらめていません。
(9月6日付「しんぶん赤旗」中国・四国のページ)
自然保護を考えている高知県民をなめたらいかんぜ!!
みなさんの意志表示で核廃棄物拒否条例を制定しようではありませんか。六ヶ所村での再処理を止め、伊方のプルサーマルを止めるためにも。「高知県・核廃棄物拒否条例請願署名用紙」をダウンロード
《写真は高知城公園/げき撮影》
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