砂上の楼閣/情報の隠蔽
柏崎刈羽原発では、鉄塔が傾き地面に亀裂が入り、水蒸気がもうもうとたちのぼっています。ladybirdさんに知らせていただいた「きっこのブログ」は、これだけの原発震災を大きく報じない日本のマスコミへの政治圧力を示唆、海外では大きく報道されている事実を紹介しています。
きっこのブログ:原発事故は人災です
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2007/07/post_f855.html
BBC:why Japan has stuck with nuclear power despite the risks(なぜ日本はリスクのある原子力にしがみついてきたか)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/6903146.stm
CNN:Mayor orders shutdown of nuclear plant struck by quake in Japan(市長は地震でたたかれた原発の操業停止を命じた)
http://www.cnn.com/2007/WORLD/asiapcf/07/17/japan.quake.ap/index.html
昨夜のNHKクローズアップ現代では、柏崎刈羽原発の立地条件の悪さを告発していました。今回の中越沖地震ではっきりしたのは、砂の多い地盤の上に原発を建てていた事実です。周辺で液状化現象の痕跡が多数見つかっています。つくった熱エネルギーの2/3を海に棄てて処分するしかない原発のばかばかしい宿命が、日本全国で海岸線に沿った地域に55基もの原発を建設してきました。
しかも、柏崎刈羽原発の場合、直下に活断層の存在がありそうです。
私たちはこういう、自分たちの利権のためには、危険な建造物を活断層上の砂上につくり、危険が現実になったときはマスコミに圧力をかけ、市民が共有すべき情報を隠蔽する権力者たちに支配されてきました。
いまこそ、こういう政治に「わやにすな!!」と声をあげるときではないでしょうか。
高知県民をなめたらいかんぜ!!
みなさんの意志表示で核廃棄物拒否条例を制定しようではありませんか。六ヶ所村での再処理を止め、伊方のプルサーマルを止めるためにも。「高知県・核廃棄物拒否条例請願署名用紙」をダウンロード
《写真は室戸/中島健蔵さん撮影》
写真は【禁転載】でお願いいたします。
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