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2007年7月29日 (日)

原子力擁護側の事実誤認

原子力擁護側の経済ジャーナリストの記事が、右翼系雑誌「正論」8月号に掲載されています。東洋町長選の「衝撃的な」結果も紹介されていますが、原子力行政について事実誤認が多く、反論すればきりがない内容です。

Joutoukouen1_2事実誤認の数々

1 「地球温暖化対策のキメ手(原文ママ)としても、原子力発電が大きく再評価されている」
原子力発電は海を温める装置であり、制御された核爆発によりつくりだしたエネルギーの2/3を、海洋に棄てている事実をごぞんじないようです。

2「発展途上国でも原子力発電の新増設計画が目白押し」
日本の原子力産業が、無理矢理、台湾やインドネシアで、ごり押ししようとしているだけであって、現地の住民は反対運動を繰り広げています。

3「原子力発電は原子燃料(核燃料=ウラン)を繰り返し利用できる」
高速増殖炉計画は、ナトリウム漏れ事故ですでに破綻しており、これを糊塗するために計画中のプルサーマルも、現地の住民の烈しい抵抗運動に進捗していません。「繰り返し利用」などという過去の夢は、危険きわまりない幻であったことを認めて英仏はすでに撤退、日本政府も目を覚ます必要があります。

4「火力発電にくらべ原子力発電の燃料コストは1/3ほどなので、まだ十分競争力をもっている」
何を考えているのでしょう、このかたは。木を見て山を見ない経済ジャーナリストって、何でしょう。
原子力発電のバックエンドコスト(後始末にかかる経費)は、試算もできないくらい膨大なのですよ。原子力発電をすればするほど、放射能(死の灰)の量は指数関数的に増大していきます。これを、生態系に悪影響を及ぼさないように管理するために、どれだけの時間とコストがかかるか考えていただきたいものです。

5「最大の地域振興、活性化」
「放射能がきわめて高い危険な廃棄物」を受け入れると「同プロジェクトほど規模の大きい(経済波及効果というメリット)は他にない」と言われたら、それだけで、いかに危険かわかるというものでしょう。

6「原子力も安全を最優先に平和利用することこそ人類の英知だと思う」
「安全を最優先に」するなら、原子力は「平和利用」も軍事利用も、断乎拒絶することこそ、人類の英知でしょう。


高知県民をなめたらいかんぜ!!
みなさんの意志表示で核廃棄物拒否条例を制定しようではありませんか。六ヶ所村での再処理を止め、伊方のプルサーマルを止めるためにも。「高知県・核廃棄物拒否条例請願署名用紙」をダウンロード


《写真は高知市城東公園/げき撮影》

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