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2007年6月14日 (木)

新堀川の危機迫る!!

高知城の外堀で、歴史的文化遺産である新堀川が、道路に変わろうとしています。汽水域の生態系、アカメやシオマネキ、コアマモなども危機に瀕しています。
「高知県知事宛公開質問状/新堀川」をダウンロード
「浦戸湾を守る会」事務局長アピールをごらんください。

Sinborigawa761 「数はどうであれ生息しているうちに手を打たないと。ニホンカワウソやトキのようになりますよ。」とはアカメ捕獲禁止保留記事(6月6日付高知新聞朝刊)中の魚類専門家の言葉です。アカメ(高知県絶滅危惧リスト動物編ⅠA)は幼魚時代を、主に海草のコアマモ(種子植物)の中で過ごしますので、アカメの生息にはコアマモが必要です。浦戸湾ではかつてはコアマモは数多く見られたそうですが、埋め立てや汚染などですっかりなくなり、現在では数ヶ所に見られるだけです。そのコアマモがわずかに残った場所が新堀川です。

 浦戸湾を守る会の新堀川魚類調査では,アカメはコアマモのなかで毎回観察されており、新堀川にはアカメが周年生息しています。工事中の四車線道路が川を覆えば当然日は当たらなくなり、コアマモを含め植物は全滅です。県はそのことが十分に分かっており移植するそうですが、全国的に見てもコアマモの移植に成功した例はないようです。たとえ移植に成功しても、現在のコアマモの生育地がなくなる訳ですから、アカメの生息地が増えるわけではなく、失敗すれば減るのです。

Sinborigawa7612 コアマモは種子植物ですので種で増えます。浦戸湾にはその種がすでに漂っており、コアマモの生育の適地で、現在繁茂している訳です。浦戸湾内でコアマモがないところは、育つことができる環境ではないということなのです。それでも移植するわけです。またシオマネキ(高知県絶滅危惧リスト動物編ⅠA)の移殖も同じような理由で、完全に失敗でした。ここに『道路工事の邪魔になるものは全て新堀川から撤去してしまえ。そのあとはどうなろうと知らない。たとえそれが第一級の絶滅危惧種であっても。』という県土木部の姿勢がはっきりと見透かされます。その撤去作業は9時30分より始まりました。
http://tigyougouitu.cocolog-nifty.com/aaakakugen/2007/06/post_17.html
http://shinborigawa.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post.html
 
 コアマモは高知県絶滅危惧リスト植物編ⅠBに属する絶滅危惧種です。そこに生息するアカメも含めて、いつニホンカワウソやトキのようにならないとはかぎりません。新堀川の水環境は稚魚や稚ガニ・エビにとっては、例えるなら養殖池なのです。稚ガニ・エビの天敵が少ないし、それらが生息するのに大切な天然藻場など、すばらしい生息環境があるのです。それと忘れてはならないのは、この川は行政ではなく、市民がよみがえらせたということです。

 中心地の交通量は減っており、道路を作る大義はありません。借金してまで必要もない道路をがむしゃらに作るより、この全国どこにもない中心地の自然と歴史・文化を生かした街づくりを考えようではありませんか。


高知県民をなめたらいかんぜ!!
みなさんの意志表示で核廃棄物拒否条例を制定しようではありませんか。六ヶ所村での再処理を止め、伊方のプルサーマルを止めるためにも。「高知県・核廃棄物拒否条例請願署名用紙」をダウンロード


《写真は新堀川にて/げき撮影》

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