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2007年6月24日 (日)

核開発に反対する会

きょう6月24日(日)、「核開発に反対する会」が結成されました。
京大原子炉実験所の小出裕章さんのメッセージを、たんぽぽ舎さんから手に入れましたので、ご紹介します。

Photo_25日本では、政府、産業、マスコミが一体となって、長い間「核」という言葉と「原子力」という言葉を使い分けきた。たとえば、英語の「Nuclear Weapon」を日本語に訳す場合には、「核兵器」と訳し、「Nuclear Power Plant」を訳す時には、「原子力発電所」にしてしまう。英語では同じ「Nuclear」という単語を「核」と「原子力」に使い分け、「核」は「軍事利用」で悪いもの、「原子力」は「平和利用」でよいものと宣伝してきたのであった。そのため、多くの人々は「核」と「原子力」は別物だと思っている。しかし、技術に「軍事」も「平和」もない。かつて野坂昭之さんが、それを「戦時利用」と「平時利用」でしかないと書いたが、平時には「平和利用」のはずであった「原子力」も、戦時になれば「軍事利用」として利用できる。
 日本はすでに「平和利用」を標榜しながら「原子炉」、「ウラン濃縮」、「使用済み核燃料再処理」の3つの原爆製造中心技術を手に入れてしまった。非核保有国では世界で唯一の国である。さらに、すでに50トンに上るプルトニウムを分離して、懐に入れており、それで長崎型の原爆を作れば、数千発分を作れる。
朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)が仮に原爆を保有しているとしても、せいぜい長崎原爆数発でしかないことを思えば、核開発に関する限り日本の方が遥かに悪い。
 更なる問題は、高速増殖炉の「もんじゅ」が試運転開始早々に事故を起こしてしまいすでに12年にも亘って停止したままであるにも拘わらず、日本が高速増殖炉開発を諦めないことである。その理由は、高速増殖炉を稼動させれば、超高性能核兵器を作る材料となる超高純度プルトニウムが手に入るからである。
 核開発をしないための最善にして唯一の手段は、核=原子力技術に手を染めないこと、そして原爆材料であるプルトニウムを分離しないことである。
 結成大会のご成功を祈念します。
          京都大学原子炉実験所 小出 裕章

小出裕章さんのパンフレットが2冊発刊されます。
いろりばた会議の講演会でのお話を元に加筆修正したものをパンフレットになりました。
1『人類の歴史と核』……………B5判36頁
 −貧困に苦しむ人々とエネルギー浪費をする人々−
   1)人類の誕生とエネルギー消費
   2)JCO事故の恐ろしさと放射線被曝
   3)原子炉の考案とマンハッタン計画
   4)死の灰を作り出す原子力発電
   5)貧困に苦しむ人々とエネルギー浪費をする人々
2『地球温暖化問題の本質』……………B5判28頁
 −「原子力発電所」を正しく呼ぶと「海暖め装置」−
   1)「炭酸ガス増加」と「温暖化」どちらが先か
   2)「原発推進」の言い分
   3)ごみ(放射性廃物)の問題
   4)原発は地震に耐えられるか
   5)「原子力発電」でなく「海 暖め装置」
   6)ねずみ算式に増えるエネルギー消費
時宣を得た内容です、ご活用下さい。7月7日発行、各400円。
連絡先:たんぽぽ舎
http://www.jcan.net/tanpoposya/hyoushi.htm


高知県民をなめたらいかんぜ!!
みなさんの意志表示で核廃棄物拒否条例を制定しようではありませんか。六ヶ所村での再処理を止め、伊方のプルサーマルを止めるためにも。「高知県・核廃棄物拒否条例請願署名用紙」をダウンロード


《写真は岡田充弘さん撮影》

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受信: 2007年6月26日 (火) 01時57分

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