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2007年3月 9日 (金)

小出裕章さんの発言内容

2月27日の公開討論会「高レベル放射性廃棄物の地層処分は安全か」から、小出裕章さんの発言内容をご紹介します。(3月7日付高知新聞朝刊地域面より)

Shimanto6原子力発電を簡単に言えば、大きな圧力釜の中でウランを燃やした熱で湯を沸かし、その蒸気で羽根を回して電気を生むこと。ではなぜ、原発は都会にできないか。ウランを燃やすことで、核分裂生成物と呼ばれる「死の灰」が出るから。
ウランを鉱山で掘り出し、精錬し、燃料加工するーー、それぞれの過程で(残土や劣化ウランといった放射能の)ごみが出る。原子炉でウランを燃やすと「死の灰」ができる。最後にできるどうしようもない"核のごみ"が、東洋町におしつけられようとしている。

私は放射性廃棄物を「放射性廃物」と呼ぶ。棄ててはいけないから。家庭の生ごみであれば、自然の循環作用がきれいにしてくれるが、放射能のごみはそうはならない。
日本最初の原子力発電所が稼働したのは1966年。いま全国で56基が稼働、大量に発電している。それは大量に「死の灰」をつくっているということでもある。これまでの量は、広島に落とされた原爆の100万発分を超えた。
原子炉を動かし始めたときから、こうなることは物理学者にはわかっていた。何とかするための研究が始まったが、いまだに方策が見えない。唯一できるのは、放射能を生活の場に入れないようにすること。どうにもならず、地層処分という。


《写真は四万十/中島健蔵さん撮影》
写真は【禁転載】でお願いいたします。

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コメント

討論会が終わったあと小出さんの研究グループのホームページを教わりました。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/

投稿: いち室戸市民 | 2007年3月10日 (土) 00時15分

経済産業省は8日、超ウラン元素(TRU)を含む廃棄物の最終地層処分に必要な法律改正案を、今国会に提出する事を明らかにしたらしい。
2007年に本格稼動する青森県六ヶ所村再処理工場や、海外再処理で生じたTRU廃棄物を地層への最終処分対象とする為の改正。
これにより、政府はいよいよ、誤った核エネルギー政策のツケを国民の未来に永遠に背負わせ続ける事になる。そして、東洋町の誤った応募が、現実的シナリオになりつつある。

ソース(徳島タウン誌あわわ掲示板)
http://www.awaawa.com/bbs/bbs1.html
…№224

投稿: モルダー龍馬 | 2007年3月 9日 (金) 21時41分

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