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2007年2月28日 (水)

初の住民主催公開討論会

昨夜、東洋町生見海岸にほど近い地域福祉センターは"開館以来初めて"という約500名の人々の熱気に満たされました。地層処分に反対VS推進の学者による公開討論会は、住民主催としては初めてのこと。
用意した300の座席は早々に埋まり、あふれる参加者が会場内に入れるよう、椅子を前方に詰め合わせたほど。まわりにテレビカメラ8台が並ぶなど、県内外から多数のメディア関係者がかけつけました。

Nami_12『高レベル放射性廃棄物地層処分の安全性』をテーマ、石尾禎佑さん(クリーンエネギー研究会)を調整役に、終始公平な運営が計られました。
佐藤正知さん(北海道大学原子力環境材料学研究所)は、「ここ100年間で1人あたりエネルギー消費量は10倍以上に増加しており、原子力発電の結果生じる廃棄物を安全に処理することは重要」との前提で、「核種(放射性廃棄物にふくまれるさまざまな放射性物質)はイオンとして自然界の物質と化学的に結合し、地下水を介して移行する、地層そのものは巨大なイオン交換樹脂体である」など(!?!?)、地層処分の安全性を強調。
小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)は、「原子力は死の灰をつくらずには電気をつくれないし、送電過程のロスが大きく、一刻も早くやめるべき」との前提で、「1966年以降、日本が原子力でつくった電力は6兆kwhで、この結果産みだした死の灰は広島型原爆の110万発分になる」「原子力は、ウラン鉱石を採掘する段階からウラン残土というごみを産みだし、すべての段階で棄ててはいけないごみを大量に産みだし、その影響は長期にわたる」と、原子力のもたらす危険性について訴えました。
また、佐藤さんは原子力に用いる金属材料について「高温のガラス固化体を充填するステンレス容器は収縮するから強度に期待はできない、それでオーバーパックでまわりを保護する」と専門分野の見解をのぞかせ、小出さんは「高知県の電力消費量は、全国47都道府県中46位であり、このような住民を二分するような討論会は、小さな町ではなく、電力消費量の大きい都会でこそすべき」と述べ、会場に大きな拍手が湧きおこりました。


《写真は大岐の浜/岡田充弘さん撮影》

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コメント

外京さん
ほんと外京さんの活動には頭が下がります。
少しでも活動に実りあるように、人の輪が広がる事
またみんなが真剣に問題に対峙して自分の事として考えていける土壌ができると社会は変わっていけるのでしょうね、その為には外京さんのような方の力が必要なんでしょうね。お体ご自愛ください。

投稿: 海癒 | 2007年3月 1日 (木) 07時36分

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